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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第14章 内緒の同棲
タクシーを拾った八反田さんは自宅に私を招き入れてくれた。
そこは都内のタワーマンション。
このままエントランスに出向くと記者が怖いからと、私だけを最寄りのコンビニで下ろした。
八反田さんはポニーズ事務所のknifeさんとの一件以降、動向を探られているらしい。
もなかさんにアプローチされている今、特に酷いのだという。
そこに私を巻き込みたくないのだと言った。
「そこから最寄りの駅に戻って地下から直結してる連絡通路でマンションまで来い。エントランスはセキュリティ式だからタッチパネルで2021を呼び出せ。ドアを開けてやるから」
説明された通りガーデンパレス地下通路と案内板のある先、煌々と光るモニターを見つけた。
これだ。
2021と順番に押す。
軽快な電子音がして、しばらくもしないうちに八反田さんの声が聞こえてきた。
「A棟のエレベーターで20階まで上がって来なさい」
自動ドアが突如動き出した。
なんだか秘密基地みたい。
わくわくしながら歩を進めていくなり曲がり角にエレベーターを見つけた。
奥は駐車場との案内がある。
注意書きを読むと、エレベーター渋滞を防ぐためか、通常運転だけど20階止まりのものと、21階までは直通式でそこから上の各階に稼働するエレベーターの二手に分かれているとのこと。
しかもシンメトリーの構造のせいか、この反対側にはB棟がありエレベーターが同じように二つ設置されているらしい。
迷いそう……。
思いながら軽快に迎えにきた20階止まりに乗り込む。
無事A棟の最上階に辿りつくなり、真ん中が吹き抜けの廊下で一度地上を見下ろした。
ひゃぁぁ高い!
驚いてから21号室を目指した。
ここだ。
南側の角にあるインターホンを鳴らした。
「よぉ。迷わず来れたみたいだな」
玄関を開けてくれた八反田さんは、私を茶化してニコッとしてくれた。
中を覗くと綺麗な白い壁と、上から下まである白い棚が据え付けられており、なほこさんの物だろう煌びやかなヒール達が飾られていた。
八反田さんのものは少ないように見える。
下の方は二四也くんの小さな可愛らしい靴がちょこまかと並べられている。
「どうぞ。汚いけどな」
お、お邪魔します。
言葉にならない声を唱え頷くと八反田さんは照れくさそうに私の荷物を受け取ってくれた。
そこは都内のタワーマンション。
このままエントランスに出向くと記者が怖いからと、私だけを最寄りのコンビニで下ろした。
八反田さんはポニーズ事務所のknifeさんとの一件以降、動向を探られているらしい。
もなかさんにアプローチされている今、特に酷いのだという。
そこに私を巻き込みたくないのだと言った。
「そこから最寄りの駅に戻って地下から直結してる連絡通路でマンションまで来い。エントランスはセキュリティ式だからタッチパネルで2021を呼び出せ。ドアを開けてやるから」
説明された通りガーデンパレス地下通路と案内板のある先、煌々と光るモニターを見つけた。
これだ。
2021と順番に押す。
軽快な電子音がして、しばらくもしないうちに八反田さんの声が聞こえてきた。
「A棟のエレベーターで20階まで上がって来なさい」
自動ドアが突如動き出した。
なんだか秘密基地みたい。
わくわくしながら歩を進めていくなり曲がり角にエレベーターを見つけた。
奥は駐車場との案内がある。
注意書きを読むと、エレベーター渋滞を防ぐためか、通常運転だけど20階止まりのものと、21階までは直通式でそこから上の各階に稼働するエレベーターの二手に分かれているとのこと。
しかもシンメトリーの構造のせいか、この反対側にはB棟がありエレベーターが同じように二つ設置されているらしい。
迷いそう……。
思いながら軽快に迎えにきた20階止まりに乗り込む。
無事A棟の最上階に辿りつくなり、真ん中が吹き抜けの廊下で一度地上を見下ろした。
ひゃぁぁ高い!
驚いてから21号室を目指した。
ここだ。
南側の角にあるインターホンを鳴らした。
「よぉ。迷わず来れたみたいだな」
玄関を開けてくれた八反田さんは、私を茶化してニコッとしてくれた。
中を覗くと綺麗な白い壁と、上から下まである白い棚が据え付けられており、なほこさんの物だろう煌びやかなヒール達が飾られていた。
八反田さんのものは少ないように見える。
下の方は二四也くんの小さな可愛らしい靴がちょこまかと並べられている。
「どうぞ。汚いけどな」
お、お邪魔します。
言葉にならない声を唱え頷くと八反田さんは照れくさそうに私の荷物を受け取ってくれた。