この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第14章 内緒の同棲
玄関を上がってすぐ右に向かう短い廊下があった。
その隅に、帰っていち早くジャケットを預けられるようにハンガーラックが佇んでいる。
効率を求める八反田さんらしいと思った。
その突き当たりを更に曲がるとダイニングが広がった。
決して広くはないけれど狭くもない。
すぐ向かいにはカウンターキッチンが見える。
けど殆ど料理をしていないようでかなり綺麗なままだ。
コールドテーブルも調理器具をしまう専用の引き出しも食器洗浄機も全部備え付けなのに勿体ないと思った。
八反田さんはそんな私の気持ちを先読みできるのか、お家の話をあれこれとしてくれた。
「ここ会社の持ち物なんだよ。関係者は割安で住めるんだ。この上の階には上層部と一部のタレント達が住んでる。ま、俺なんか下っ端はA棟止まりだけどな」
確かに正面玄関からと駅方面、もう一つ地下駐車場からと、エントランスに続く入り口が三つもあるのは売れっ子芸能人には嬉しい気遣いだと思う。
恋人を連れても分からないってことだから。
「なほちゃんが部屋を選ぶ時、なるべく上がいいっ!しかも南向きの角部屋っ!とかアレコレ譲らなくてな。俺は何処でも良かったんだけど。お陰で俺の財布はすっからかんだ」
八反田さんはなほこさんの話も交えながら、キッチンの奥の部屋に案内してくれた。
「ここ好きに使え。狭いけど。最近は荷物置きになってるだけだったから汚れてはないはずだ」
ドアノブを捻った先に、スチールラックに丁寧に飾られた洋服やカメラ、CDや雑誌、更には漫画本やゲーム機なんかがまとめて置かれていた。
それと八反田さんが学生の頃使っていたのだろう剣道着や竹刀も。
でも中でも一際目を引いたのは、美しい日本刀だった。
静かに部屋の最奥に鎮座してこの家を見守っているように感じたのだ。
「いたずらすんなよ?」
私が近づくと埃や指紋一つさえないその刀身に鏡のように私の姿を照らし出してくれた。
綺麗……。
でもお父さんの持ってるガラクタの刀より、なんだか反り返っているし長くて大きい気がした。
正面ではなく、横に回って柄の方からみると、立ち上がったように見える先端がより雄々しく、猛々しく見える。
まるで八反田さんのおち○ちんみたい……。
その隅に、帰っていち早くジャケットを預けられるようにハンガーラックが佇んでいる。
効率を求める八反田さんらしいと思った。
その突き当たりを更に曲がるとダイニングが広がった。
決して広くはないけれど狭くもない。
すぐ向かいにはカウンターキッチンが見える。
けど殆ど料理をしていないようでかなり綺麗なままだ。
コールドテーブルも調理器具をしまう専用の引き出しも食器洗浄機も全部備え付けなのに勿体ないと思った。
八反田さんはそんな私の気持ちを先読みできるのか、お家の話をあれこれとしてくれた。
「ここ会社の持ち物なんだよ。関係者は割安で住めるんだ。この上の階には上層部と一部のタレント達が住んでる。ま、俺なんか下っ端はA棟止まりだけどな」
確かに正面玄関からと駅方面、もう一つ地下駐車場からと、エントランスに続く入り口が三つもあるのは売れっ子芸能人には嬉しい気遣いだと思う。
恋人を連れても分からないってことだから。
「なほちゃんが部屋を選ぶ時、なるべく上がいいっ!しかも南向きの角部屋っ!とかアレコレ譲らなくてな。俺は何処でも良かったんだけど。お陰で俺の財布はすっからかんだ」
八反田さんはなほこさんの話も交えながら、キッチンの奥の部屋に案内してくれた。
「ここ好きに使え。狭いけど。最近は荷物置きになってるだけだったから汚れてはないはずだ」
ドアノブを捻った先に、スチールラックに丁寧に飾られた洋服やカメラ、CDや雑誌、更には漫画本やゲーム機なんかがまとめて置かれていた。
それと八反田さんが学生の頃使っていたのだろう剣道着や竹刀も。
でも中でも一際目を引いたのは、美しい日本刀だった。
静かに部屋の最奥に鎮座してこの家を見守っているように感じたのだ。
「いたずらすんなよ?」
私が近づくと埃や指紋一つさえないその刀身に鏡のように私の姿を照らし出してくれた。
綺麗……。
でもお父さんの持ってるガラクタの刀より、なんだか反り返っているし長くて大きい気がした。
正面ではなく、横に回って柄の方からみると、立ち上がったように見える先端がより雄々しく、猛々しく見える。
まるで八反田さんのおち○ちんみたい……。