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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第5章 原点
——風間みゆりという存在が気になったのはあの日からだ。
満員電車の中……。
キミを見かけた。
それから長い時間が経つが、俺の中で少なからず好意という部類には分別できている彼女。
最初に邂逅したとき視点の定まらない子だと思った。
気弱だと侮蔑した。
俺と同じだと思った。
脆弱さをその柔らかそうなカラダに内包している。
いつも触れていたいという欲が自然と沸き、当然そんな知力の低い真似は出来ないと諦める。
だからこんな時は見守るに限るのだ。
傍観者としての接触だけは許されているこの世界の法の抜け道。
見せかけの平和に成り立っている真実を俺は識っている。
それは様々な趣旨を含む。
君を支援することも。
君に大金を注ぎ込むことも。
君に時間を割くことも。
こうして淫猥な想いを描くことも。
全て見守るという形でシンボライズ出来る世界の真理を。
風間みゆり。
清らかな君を満員電車の中、散々穢すことで今の俺は昇華出来ている。
弱者が暮らすには些か難題の多いこの日本社会で、君が嫌がらない限り裁かれることのない世界があることを受け入れ、君もどうか諦めて欲しい。
至極当然、君を卑猥な目で見てしまうことを。
アイドルのキミが僕を裏切らない限りは、ね……——
満員電車の中……。
キミを見かけた。
それから長い時間が経つが、俺の中で少なからず好意という部類には分別できている彼女。
最初に邂逅したとき視点の定まらない子だと思った。
気弱だと侮蔑した。
俺と同じだと思った。
脆弱さをその柔らかそうなカラダに内包している。
いつも触れていたいという欲が自然と沸き、当然そんな知力の低い真似は出来ないと諦める。
だからこんな時は見守るに限るのだ。
傍観者としての接触だけは許されているこの世界の法の抜け道。
見せかけの平和に成り立っている真実を俺は識っている。
それは様々な趣旨を含む。
君を支援することも。
君に大金を注ぎ込むことも。
君に時間を割くことも。
こうして淫猥な想いを描くことも。
全て見守るという形でシンボライズ出来る世界の真理を。
風間みゆり。
清らかな君を満員電車の中、散々穢すことで今の俺は昇華出来ている。
弱者が暮らすには些か難題の多いこの日本社会で、君が嫌がらない限り裁かれることのない世界があることを受け入れ、君もどうか諦めて欲しい。
至極当然、君を卑猥な目で見てしまうことを。
アイドルのキミが僕を裏切らない限りは、ね……——