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第6章 逮捕へ

母親は「出た(離婚)のに意味がない！」と精神をおかしくした。
毎日のように酒を飲んでいた酒が過剰になり、タバコの本数も増えた。

電話を無視すれば、玄関のチャイムを押される。


ある日、海老原とともに実家に帰った向樹は母が倒れていたので救急車を呼んだ。
海老原が救急車を大通りから実家まで誘導した。

母親は酒の飲み過ぎで倒れていたので、救急隊員を見て発狂、隊員の前で向樹を殴る蹴るを繰り返し止められても「恥をかかせた！」として何度も何度も顔を踏みつけた。

向樹の名前で届く、兄の手紙を見て向樹を罵った。

この日から、向樹が病んだときに行くヒーリングスポットは父方の祖父母の墓となる。
母方は健在なためだ。