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UnderGround
第7章 その後・解説
「優里、二川先生のところに行ってくる」

小田は車のカギを優里から受け取ると、久々の運転で二川の事務所に向かった。



「お前……なんでガキのハメ撮りなんか作った?」

ビシッとスーツで身を包んで現われた小田はソファーに座ると上着を脱ぎ、ネクタイを緩めはじめた。

「ちゃんと男性経験もある生理のきた大人を使いましたよ」

「あいかわらず、ラリってるな。たっぷり稼いだ挙句に、税金で10年間も3食メシ食わせてもらったんだ。
目本でよかったな、海外だったら懲役100年とかだぞ」

「実際に毛も生えてないガキを抱けばわかります。子供ってわかりませんよ」

「……そうか。まぁお前が豚箱で描いてきた絵を聞かせてもらおうか……」

小田は二川の助手から珈琲を受け取ると、鞄から獄中で記した10冊の分厚い大学ノートを取り出し、語り始めた。

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