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第3章 開花する蕾

奈津美はベッドに向かいながら応じる。

「ふ～ん……それは早いね」

ベッドに座る小田の隣に腰を下ろした。


「そうかな？あの時代は生理がこなくなるあたりで女は寿命だったんだぜ」

小田は奈津美の髪をいじりながら髪を自分の鼻に当てて香を楽しんだ。

「平均寿命がいくら延びたところで子宮(卵巣)の活動は太古から変わっちゃいない。４０代の出産が当たり前になってはいるが、錯覚している３０代の女が多いから目本をおかしくしている。まぁ生理が来るから大丈夫って思ってンだろうがな。排卵と生理って違うじゃん」

「そうなんだ」

「一番ベストなのは奈津美のような若く健康なお腹の中に活き活きとした精子をたくさん流し込むこと。とっても気持ちいいし、赤ちゃんだってその方がいいだろ」