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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
 三浦と二人っきりになると、気まずい空気が流れるかと心配した朋香だったが、そんなことはなかった。

 三浦が積極的に話しかけてきたからだ。



 最初は、宮元にスカウトされたときのことを話し合った二人。



 その後、自身の下の名前が「雪彦」だと三浦が名乗り、朋香にも尋ねてきたので、朋香も自らの下の名前を教えた。



 相変わらず三浦は遠慮のない視線を朋香に送ってはいたものの、話しているうちに「そんなに悪い人ではなさそう」という気が朋香にはしてきた。

 かと言って、少なくとも朋香の方は、決して打ち解けて話していた感じではなかったが。




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