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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
~~数日後~~
そして、約束の土曜の朝8時半、太一と凜は、大学近くの駅前で宮元のワゴンを待っていた。
宮元が迎えに来てくれることになっていたのだ。
待っている間に、太一が凜に話しかけた。
「テレビ出演って、ホントに儲かるんだな。たった3時間以内で、10万円とか……信じられない」
「そうだよね。しかも内容だって、『自分のことと、相手のことに対する質問に300問ずつ解答する』っていう、難しくも何ともないことだし」
「だよな。別に、最悪、全問不正解でもいいわけだろ。回答を全て終えればいいわけで」
「そうだね。でも、どうせなら、優勝を目指したくない? 結果は後で通知してくださるし、テレビでも一部放映されるって話だから」
「ったく、凜は負けず嫌いだよな」
苦笑する太一。
凜も笑って、弁解するかのように言う。
「でも、正解数が多いに越したことはないでしょ。せっかく参加するんだから」
「まぁな。それなりに頑張ろう。お、来たみたいだな」
二人の前方に、先日見たワゴンが姿を現した。
そして、約束の土曜の朝8時半、太一と凜は、大学近くの駅前で宮元のワゴンを待っていた。
宮元が迎えに来てくれることになっていたのだ。
待っている間に、太一が凜に話しかけた。
「テレビ出演って、ホントに儲かるんだな。たった3時間以内で、10万円とか……信じられない」
「そうだよね。しかも内容だって、『自分のことと、相手のことに対する質問に300問ずつ解答する』っていう、難しくも何ともないことだし」
「だよな。別に、最悪、全問不正解でもいいわけだろ。回答を全て終えればいいわけで」
「そうだね。でも、どうせなら、優勝を目指したくない? 結果は後で通知してくださるし、テレビでも一部放映されるって話だから」
「ったく、凜は負けず嫌いだよな」
苦笑する太一。
凜も笑って、弁解するかのように言う。
「でも、正解数が多いに越したことはないでしょ。せっかく参加するんだから」
「まぁな。それなりに頑張ろう。お、来たみたいだな」
二人の前方に、先日見たワゴンが姿を現した。