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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
「では、次の土曜の午前9時からということで、よろしいでしょうか? 3時間きっかりで終わるのですよね?」

「ええ、もちろん。と申しますか、多分かなり早めに終わっていただけると思いますよ。どんな状況であれ、3時間を超えることはあり得ませんので、ご安心ください。日時につきましても、ご了解いたしました。ありがとうございます! では、こちらにサインをいただけますか?」

 宮元はそう言って、契約書のような紙を取り出した。



 渡されたボールペンを使い、そこに名前を書く太一と凜。



 二人が書き終わるのを見て、宮元が言った。

「では、当日の集合場所や、出演料のお振込み先について、詳しいお話し合いをいたしましょう」

 紙とボールペンを宮元に返した二人は、真剣な表情で宮元の説明を待った。




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