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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
「ほら、素直に言ってよ。『動いて』って。朋香ちゃん一人動くよりも、俺も動いた方が絶対気持ちいいって、朋香ちゃんだって分かってるくせに。それに、いくら恥ずかしがっても、もう俺たちはこうしてセックスしてるんだし、この事実は動かないんだよ。それなら、お互い最高に気持ちよくなった方がいいのは当たり前じゃん。ここには俺たちしかいないし、誰にも聞かれる心配はないよ」

 露天風呂に二人しかいないことは間違いなかったが、隠しカメラがたくさん設置されている以上、「誰にも聞かれない」という部分は事実ではなかった。

 もっとも、二人とも隠しカメラの存在には全く気づいていなかったので、致し方ないのだが。



 腰を艶かしく振り続ける朋香は、理性がガタガタと崩れ落ちる音を聞いた気がした。

 朋香の肉体は「早く、また動きを再開してほしい! 奥までズンズンきてほしい!」と叫んでいるような状態だ。

 狂おしいほどに、出会ったばかりの三浦のシンボルを求め続ける朋香の身体。



 言おうか迷っている様子で、口を開いたり閉じたりする朋香を見て、「もう一押し」と思ったのか、三浦はさらに促す。

「別に恥ずかしいことでも何でもないんだってば。それに、早くしないと! 今でこそ、ここには二人っきりだけど、スタッフさんたちがいつ戻ってくるか分かんない状況だよ。こんなところを見つかると、それこそ恥ずかしいことになるよ! さぁ、早く! 一言でいいから」




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