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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
太一が「どうぞ」と言うと、ドアが開いた。
入ってきたのはやはり宮元だ。
宮元の手には紙袋が握られている。
その中から、紙を複数枚取り出すと、宮元が言った。
「お待たせいたしました。回答は、この問題用紙に直接ご記入くださいね。えっと、今は……」
ここで言葉を切って、時計を見る宮元。
「9時過ぎですね。大体、12時過ぎ頃までには終わらせていただくよう、お願いいたします。もちろん、早く終わられたら、早めに帰っていただけますよ。終えられたら、机の上にある電話の受話器を取って、『内線』『0』を押してください。すぐに私か、もしくは係員が駆けつけますので。我々は他の撮影がございますゆえ、しばしこのお部屋を離れますが、くれぐれも回答を教えあったり、私語をされたりはご遠慮ください。すでに現在もそうなのですが、天井にある複数のカメラにて、撮影させていただいておりますので」
入ってきたのはやはり宮元だ。
宮元の手には紙袋が握られている。
その中から、紙を複数枚取り出すと、宮元が言った。
「お待たせいたしました。回答は、この問題用紙に直接ご記入くださいね。えっと、今は……」
ここで言葉を切って、時計を見る宮元。
「9時過ぎですね。大体、12時過ぎ頃までには終わらせていただくよう、お願いいたします。もちろん、早く終わられたら、早めに帰っていただけますよ。終えられたら、机の上にある電話の受話器を取って、『内線』『0』を押してください。すぐに私か、もしくは係員が駆けつけますので。我々は他の撮影がございますゆえ、しばしこのお部屋を離れますが、くれぐれも回答を教えあったり、私語をされたりはご遠慮ください。すでに現在もそうなのですが、天井にある複数のカメラにて、撮影させていただいておりますので」