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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
桜子(さくらこ)は、中学時代からの友人である徹(とおる)と一緒に、駅前のバスターミナルに設置されているベンチに腰を下ろしていた。
まだ午前中にも関わらず、初夏の眩しい陽射しが照りつけ、汗ばむような陽気だ。
二人は小学校も同じ学校だったのだが、同じクラスになったことがなかったため、まともに話すようになったのが中学校入学後だった。
中2と中3で同じクラスになったことが、二人が急速に仲良くなる原因だったといえる。
そして、別々の高校に通っている高校3年生の現在も、しばしば連絡を取り合うほどの仲の良さだった。
だが、お互いの間には恋愛感情は一切ないようだ。
少なくとも、本人たちですら、お互いのことを「気安く話せる友達」だと思っていたことは確かだった。
まだ午前中にも関わらず、初夏の眩しい陽射しが照りつけ、汗ばむような陽気だ。
二人は小学校も同じ学校だったのだが、同じクラスになったことがなかったため、まともに話すようになったのが中学校入学後だった。
中2と中3で同じクラスになったことが、二人が急速に仲良くなる原因だったといえる。
そして、別々の高校に通っている高校3年生の現在も、しばしば連絡を取り合うほどの仲の良さだった。
だが、お互いの間には恋愛感情は一切ないようだ。
少なくとも、本人たちですら、お互いのことを「気安く話せる友達」だと思っていたことは確かだった。