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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
それら4つのモニターの前に、20代後半ぐらいの年恰好にみえる、白衣の女性が立っていた。
部屋内には、今入ってきたばかりの宮元と、その女性だけしかいない。
宮元がすぐさま、その女性に声をかけた。
「莉央菜(りおな)所長。見ての通り、上手くいきましたよ」
莉央菜と呼ばれたその女性は、楽しげな笑みを浮かべながら宮元を振り返った。
白衣の胸元につけられた名札には「豆川」と印字されており、その上に小さく「所長」という肩書きが添えられている。
名札や宮元の呼びかけが示すとおり、「豆川莉央菜」というのがその女性の名前で、莉央菜こそが所長……つまり、この建物内で最も上の立場の人物だったのだ。
部屋内には、今入ってきたばかりの宮元と、その女性だけしかいない。
宮元がすぐさま、その女性に声をかけた。
「莉央菜(りおな)所長。見ての通り、上手くいきましたよ」
莉央菜と呼ばれたその女性は、楽しげな笑みを浮かべながら宮元を振り返った。
白衣の胸元につけられた名札には「豆川」と印字されており、その上に小さく「所長」という肩書きが添えられている。
名札や宮元の呼びかけが示すとおり、「豆川莉央菜」というのがその女性の名前で、莉央菜こそが所長……つまり、この建物内で最も上の立場の人物だったのだ。