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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
そう、テレビ局というのは真っ赤な嘘だった。
莉央菜が宮元に向かって、満足そうに言う。
「宮元君、ごくろうさま。そつなく仕事をこなすあたり、さすがといったところね」
実際は宮元の方が1歳年上なのだが、立場の関係上、二人はお互いを「宮元君」「莉央菜所長」と呼び合っている。
この建物……というか施設内にいる宮元を含む9人もの従業員全員が、莉央菜のことを「莉央菜所長」や「莉央菜先生」と呼んでいるのだった。
所長である莉央菜本人の要望により。
この施設は、とある研究を進めている研究所で、所長の莉央菜以外の従業員は全て男性だった。
ただし、従業員の年齢は多岐に渡っていたが。
褒められたことで気を良くしたのか、宮元も嬉しそうな笑みと共に言った。
「このくらい、朝飯前ですよ」
そして、モニターに映されている太一と凜の姿に視線を移し、やや心配そうな表情になって宮元が言葉を続ける。
莉央菜が宮元に向かって、満足そうに言う。
「宮元君、ごくろうさま。そつなく仕事をこなすあたり、さすがといったところね」
実際は宮元の方が1歳年上なのだが、立場の関係上、二人はお互いを「宮元君」「莉央菜所長」と呼び合っている。
この建物……というか施設内にいる宮元を含む9人もの従業員全員が、莉央菜のことを「莉央菜所長」や「莉央菜先生」と呼んでいるのだった。
所長である莉央菜本人の要望により。
この施設は、とある研究を進めている研究所で、所長の莉央菜以外の従業員は全て男性だった。
ただし、従業員の年齢は多岐に渡っていたが。
褒められたことで気を良くしたのか、宮元も嬉しそうな笑みと共に言った。
「このくらい、朝飯前ですよ」
そして、モニターに映されている太一と凜の姿に視線を移し、やや心配そうな表情になって宮元が言葉を続ける。