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怪しい薬の研究所
第5章 大爆発、そして……
やがて、シンボルの脈動と樹液放出がおさまると、宮元はドアの方をうかがった。
クライマックスの興奮により、莉央菜と宮元には今の今まで全く聞こえていなかったが、いつしかドアが大きく揺れており、ドンドンと大きな音もしている。
どうやら、ドアの向こうで、佐藤や鈴木たちが懸命にドアを叩いているようだ。
莉央菜は依然として、絶頂の余韻を引きずり、恍惚としながらかすかにあえぎ声をあげ続けていた。
そんな莉央菜に向かって、宮元が言う。
「説明しなくても、俺には大体予測がつく。何らかの原因で、例の薬をあいつらが大量に摂取したんだろ。それで大勢が一瞬で発情して、莉央菜に襲い掛かった……そんなところか?」
莉央菜は時折、あえぎながら答えた。
「うん、大体合ってる。あぁん……。倉庫で爆発が起こって、薬の蒸気をたっぷりと浴びてしまったみんなが凶暴になっちゃって……。……友矢君は浴びてないの?」
「当たり前だろ。もちろん、さっき莉央菜を襲ったのは、見せ掛けだ。ああでもしないと、すんなり莉央菜を連れ出すことなんか、できっこないだろ」
ドアを激しく叩かれている状況ながら、苦笑して答える宮元に、莉央菜はボソッと「ありがとう」と感謝の意を述べた。
宮元は「気にするな」と言ってから、言葉を続ける。
「とりあえず、ここにいては危ないな。やつらのことだし、どうせいずれ、そのドアもぶち破ってくるに違いない」
「ど、どうするの……?」
クライマックスの興奮により、莉央菜と宮元には今の今まで全く聞こえていなかったが、いつしかドアが大きく揺れており、ドンドンと大きな音もしている。
どうやら、ドアの向こうで、佐藤や鈴木たちが懸命にドアを叩いているようだ。
莉央菜は依然として、絶頂の余韻を引きずり、恍惚としながらかすかにあえぎ声をあげ続けていた。
そんな莉央菜に向かって、宮元が言う。
「説明しなくても、俺には大体予測がつく。何らかの原因で、例の薬をあいつらが大量に摂取したんだろ。それで大勢が一瞬で発情して、莉央菜に襲い掛かった……そんなところか?」
莉央菜は時折、あえぎながら答えた。
「うん、大体合ってる。あぁん……。倉庫で爆発が起こって、薬の蒸気をたっぷりと浴びてしまったみんなが凶暴になっちゃって……。……友矢君は浴びてないの?」
「当たり前だろ。もちろん、さっき莉央菜を襲ったのは、見せ掛けだ。ああでもしないと、すんなり莉央菜を連れ出すことなんか、できっこないだろ」
ドアを激しく叩かれている状況ながら、苦笑して答える宮元に、莉央菜はボソッと「ありがとう」と感謝の意を述べた。
宮元は「気にするな」と言ってから、言葉を続ける。
「とりあえず、ここにいては危ないな。やつらのことだし、どうせいずれ、そのドアもぶち破ってくるに違いない」
「ど、どうするの……?」