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怪しい薬の研究所
第5章 大爆発、そして……
二人は外に出ると、螺旋階段を駆け下り、駐車場へと向かう。
雨はやや小降りになっていた。
階段を降りきり、庭へと出る二人。
駐車場に停められている、いつものワゴンを指差し、宮元が莉央菜に言った。
「あのワゴンで、運転手の山内が待ってくれてる」
「え? ずっと待ってくれてるの?!」
「うん。俺は元々、ちょっと忘れ物をして、研究所にたまたま帰ってきたところだったから。ホント、運が良かったよ、こうして莉央菜の危急に駆けつけることができて。さぁ、急いでワゴンに乗り込み、出発しよう! きっと山内は、俺の帰りが遅くて心配してるぞ」
二人は全力でダッシュして、ワゴンのもとへ向かう。
幸い、研究所の出入り口にも、背後にも、追っ手の姿はなかった。
雨はやや小降りになっていた。
階段を降りきり、庭へと出る二人。
駐車場に停められている、いつものワゴンを指差し、宮元が莉央菜に言った。
「あのワゴンで、運転手の山内が待ってくれてる」
「え? ずっと待ってくれてるの?!」
「うん。俺は元々、ちょっと忘れ物をして、研究所にたまたま帰ってきたところだったから。ホント、運が良かったよ、こうして莉央菜の危急に駆けつけることができて。さぁ、急いでワゴンに乗り込み、出発しよう! きっと山内は、俺の帰りが遅くて心配してるぞ」
二人は全力でダッシュして、ワゴンのもとへ向かう。
幸い、研究所の出入り口にも、背後にも、追っ手の姿はなかった。