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怪しい薬の研究所
第5章 大爆発、そして……
宮元が事も無げに答えた。
「まぁ、あいつらは発情して、冷静さを失ってるみたいだったから、そんな風に頭が回らなかったのだろう。俺としては、そう思ったから、あえて俺の研究室まであいつらを誘導してから、裏口経由で逃げ出したわけだ。まっすぐ、このワゴンに向かってたら、きっと乗り込む暇もなく、あいつらに襲われてたと思う」
その光景を思い浮かべ、ゾッとしながら莉央菜が言った。
「友矢君、すごいね……。短時間でそこまで計算して、迅速に行動するなんて……」
宮元は、莉央菜の唇にキスしてから、目を細めて答えた。
「そりゃ、好きな女を守るためだから、俺だって必死だ」
莉央菜はキスを返すと、「ありがとう」と言った。
山内が、後ろのラブラブな空気を察して、冷やかし気味に口を挟む。
「主任と所長は、本当に仲良しカップルですね!」
嬉しそうに笑う莉央菜。
宮元も愉快そうに笑いながら答えた。
「別に誰にも迷惑かけてないから、いいだろ。そんなことより、この先、また左折だぞ。ちゃんと運転に集中しろよ」
「了解です」
ワゴンはスムーズに、莉央菜のアパートへ向かって走っていった。
「まぁ、あいつらは発情して、冷静さを失ってるみたいだったから、そんな風に頭が回らなかったのだろう。俺としては、そう思ったから、あえて俺の研究室まであいつらを誘導してから、裏口経由で逃げ出したわけだ。まっすぐ、このワゴンに向かってたら、きっと乗り込む暇もなく、あいつらに襲われてたと思う」
その光景を思い浮かべ、ゾッとしながら莉央菜が言った。
「友矢君、すごいね……。短時間でそこまで計算して、迅速に行動するなんて……」
宮元は、莉央菜の唇にキスしてから、目を細めて答えた。
「そりゃ、好きな女を守るためだから、俺だって必死だ」
莉央菜はキスを返すと、「ありがとう」と言った。
山内が、後ろのラブラブな空気を察して、冷やかし気味に口を挟む。
「主任と所長は、本当に仲良しカップルですね!」
嬉しそうに笑う莉央菜。
宮元も愉快そうに笑いながら答えた。
「別に誰にも迷惑かけてないから、いいだろ。そんなことより、この先、また左折だぞ。ちゃんと運転に集中しろよ」
「了解です」
ワゴンはスムーズに、莉央菜のアパートへ向かって走っていった。