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怪しい薬の研究所
第5章 大爆発、そして……
 やがて樹液噴射が終わりを迎えたが、そのままの体勢で目を閉じたまま、ひしと抱きしめ合い続ける二人。

 頬を紅潮させながら、甘えた声で幸せそうに莉央菜が言う。

「あぁん、すごかった……。私、こんなに優しくて愛しい気持ちでエッチしたの、友矢君が初めて。今までで一番気持ちよかった……」

「俺も一緒だ。お互い気持ちが通い合ったエッチは、最高だな」

 二人は唇を重ねあった。

 ねっとりと、唇と舌を絡ませ合う二人。

 依然として組み合わせたままの性器を時々震わせながら。

 唇を離すと、莉央菜が耳まで赤くして言った。

「してる最中にプロポーズしてくれたわよね。ちゃんと覚えてる?」

「もちろん! そして、オッケーしてもらったと思ってる」

「じゃあ、友矢君のご両親にご挨拶に行かないといけないわね」

「ああ。俺も莉央菜の親御さんに会いに行く。それにしても、『宮元莉央菜』……いい響きだ」

「うふふ、私も楽しみ。でも、友矢君のご両親がオッケーしてくれないとダメだけどね」

「それは心配ないと思うぞ。むしろ問題は、莉央菜の親御さんだろ」

 そう言うと、宮元はまたキスをした。




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