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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
「いえ、違います。友人です」
「おお、好都合です! 申し遅れましたが、私は宮元と申す者です。実は私、こちらのローカルテレビ局の者でして、特番にご出演いただける素人の方を募集しているのですよ」
話しながら名刺を2枚取り出し、丁寧な挙措動作で二人に手渡す宮元。
太一と凜は反射的にその名刺を受け取って、そこに書かれている「豆川テレビ 宮元友矢」という文字に視線を落としていた。
太一はすぐに興味なさそうな表情となり、名刺からも宮元からも視線を外して言う。
「ちょっと興味がありません。せっかくですが、僕たちはこれで」
凜は若干の興味を感じていたのだが、太一と同じく「早く帰りたい」という思いもあったので、太一に従う様子を見せる。
だが、宮元は間髪をいれずに呼び止めた。
「おお、好都合です! 申し遅れましたが、私は宮元と申す者です。実は私、こちらのローカルテレビ局の者でして、特番にご出演いただける素人の方を募集しているのですよ」
話しながら名刺を2枚取り出し、丁寧な挙措動作で二人に手渡す宮元。
太一と凜は反射的にその名刺を受け取って、そこに書かれている「豆川テレビ 宮元友矢」という文字に視線を落としていた。
太一はすぐに興味なさそうな表情となり、名刺からも宮元からも視線を外して言う。
「ちょっと興味がありません。せっかくですが、僕たちはこれで」
凜は若干の興味を感じていたのだが、太一と同じく「早く帰りたい」という思いもあったので、太一に従う様子を見せる。
だが、宮元は間髪をいれずに呼び止めた。