この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
「ああ、お待ちください! 詳しいお話は後ほどさせていただくとして、もしご出演いただけるのであれば、お顔にはモザイク処理をさせていただきますし、出演料は特番ということで通常の3倍にさせていただくことになっているのですよ。よろしければ、向こうに停めてある車の中で、お話だけでも聞いていただけませんか? お二人は、こちらの条件にぴったりなものですから、是非ともご出演いただきたくて。諸条件につきましても、交渉をお受けいたしますので」
太一はこう聞いても少しも心動かされる様子はなかったのだが、凜は少し興味を持ち始めていた。
顔にモザイク処理を施されるのであれば何ら不都合はないし、楽にお金を稼げる良い機会に思われたからだ。
凜が太一に向かって言った。
「それじゃ、お話だけでも聞いてみる?」
しかし太一は即答する。
「いや、めんどくさいし。さっさと帰ろう」
宮元はそれでも食い下がった。
凜が興味を示しつつあることに気づいたようだ。
太一はこう聞いても少しも心動かされる様子はなかったのだが、凜は少し興味を持ち始めていた。
顔にモザイク処理を施されるのであれば何ら不都合はないし、楽にお金を稼げる良い機会に思われたからだ。
凜が太一に向かって言った。
「それじゃ、お話だけでも聞いてみる?」
しかし太一は即答する。
「いや、めんどくさいし。さっさと帰ろう」
宮元はそれでも食い下がった。
凜が興味を示しつつあることに気づいたようだ。