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いろごとプリズム
第16章 バスルームの二人
「……っ、ダメだ、ここじゃオレがのぼせる。上がるわ」
悠真はそう言って湯船から立ち上がった。しっかり勃ち上がっている股間を見つめたサーヤは、半ば無意識で浴槽の淵から降り、そこを握って食らいついた。
「あっ……、ば……、ンッ……、上がるって……言ってんだろ……っ、……はぁぁっ……!サーヤ……、んっ……んぁぁっ……!」
それが愛しくて堪らないサーヤは、咥え込んでしゃぶりながらその行為に酔いしれ、悠真が感じる姿と声で更に股間をヌルヌルにさせた。今の自分は、今までで一番興奮し、一番淫乱になっていると、そう自覚していた。けど、もっともっと……、悠真と一緒に、もっともっと、いやらしいことがしたい……、とめどないその欲望に、完全に支配されていた。

「……も、だ……めっ……、出ちゃ……うッ……、あぁぁっ……ちょっ……、待って……!」
いよいよ悠真がサーヤをペニスから引き離す。
「なぁ、サーヤ……、オレが、欲しい?」
「うん……。悠真が欲しい……すっごく、欲しい……」
「……ベッド、行こ。お前のナカ、オレでいっぱいにしてやる」
「うん……!」
二人は身体を拭き、浴室から悠真の部屋へと戻った。
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