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いろごとプリズム
第5章 悠真の本気
「……兄貴とヤッた時ってイッた?」
「え!?何よ急に」
「いいから。答えろ」
「……イッてない……、ていうか……、あんまり……ううん、なんでもないっ!」
言おうかどうしようか、サーヤは迷った。充分な愛撫も無く、物足りないと感じたことを……。
「フフン。イッてないってのがわかればいいや。じゃああれだろ?オレが初めてサーヤをイカせた男、ってことだろ?」
「やめてよもうそういうの……恥ずかしい」
「だってそうだろ。お前さっきのイキかたすっげーえろかったよな……ビクンビクンって……、はぁ……サーヤのまんこまだ見てないな。次回、見せろよ?あと舐めたいからよろしくな」
「だからー、もう、そういうのやめてってば!」

「あのなぁ、オレは今だってまだ全部脱がしてぶち込みたいぐらいお前とヤりたいの!……抜いてきたけどもうまたすげー勃起してんだよ……!あんなエロ顔見せといて……いつまでも待たせないでくれよ……」
「……ごめん。わかった……」
でもあまりエッチな言葉を乱発されると、私もまた興奮してきちゃうから……、とサーヤは思っていた。そして、昂ぶっている悠真が可愛くて、胸をかき乱された。
「……すげー嬉しかった。悠真、いいっ……!って、お前がオレにしがみついてイッたこと……」
この期に及んで照れくさそうに真剣にそう話す悠真。サーヤも嬉しかった。
「うん……」
「はぁ……、もうだめだ今日は……。無理矢理襲っちゃいそうだから帰ってもらっていい……?オレまたオナニーするわ」
サーヤは真っ赤になった。全身がカアーッっと熱くなる。
「わかったよもう……。じゃあ、またね」
そうして帰宅したサーヤもまた、悠真の指技に思いを馳せながら、自慰をしてしまうのだった。

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