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いろごとプリズム
第7章 花見川の官能小説

「こんなに音するぐらい、濡れちゃってさ……、ほんと、やらしい」
「んっ……!んぁぁあッ……」
指が中に挿入され、サーヤはのけぞる。先週悠真にされたのと同じ……、でも、何かが違う……。花見川の愛撫は天性のエロスにまみれている。唇が重ねられ、ディープキスをしていると、そのエロスに脳天から包み込まれているような気分になり、サーヤは舌を絡め返して酔いしれ始めてしまった。

「ねぇ、先輩もさらけ出してよ……僕に。もっともっと……淫乱なんでしょ……?僕もだよ……、すごく淫乱なんだ……この小説を書きながら何度も抜いた……、オナニーばっかりしたよ……。たくさんの精液が出ました……こんな風にぐちゃぐちゃになった高岡先輩の蜜壺を想像しながら……ね?」
「あっ、あぁぁっ……!んっ、ふ……んぁっ……!」
いよいよ抵抗を諦めたサーヤは、その指で与えられる快感を受け容れた。指は深く挿入され、ナカでグイグイと攻めてくる。少々乱暴ながら、それがまたサーヤの興奮をほとばしらせた。
「僕は必ず、高岡先輩がこの小説みたいに激しく淫乱な姿を僕に見せてくれる日が来るって信じてます……。そうなるまで、何度だってイカせてあげるから……」

花見川の手がサーヤの下着を剥いでいく。頭がガンガンするほどに身体じゅうが火照って興奮状態に陥っているサーヤは、抵抗する思考を失っている。
「見せてもらいますよ……先輩の蜜壺」
「えっ、いっ……いやぁぁっ……!」
花見川はサーヤを大きく開脚させ、その蜜壺を嬉しそうに拝んだ。
「ああ……、本当に……卑猥だよ、先輩……グッショリ濡れてキラキラしてますよ」
「だっ、だめぇっ……!恥ずかし……いっ……」
サーヤはショウマにも悠真にも、こんな風にそこを見られたことはまだなかった。
「舐めていいですか?」
「えっ!?」
「舐められたこと……、まさか、まだないんですか?」
「ないよっ……!こ、こんな風に見られるのだって……初めてで……っ」
花見川の頬が緩む。
「へぇ……、それは光栄だな。先輩のまんこ初めて見るのも舐めるのも僕ってことですか……?クンニ処女は僕のものなんだな……最高だ」
そう言って彼はその蜜壺に貪りついた。実に卑猥に、食べるように、音を立てながらじゅるじゅると愛液を吸い、クリトリスを舌先でビンビンに感じさせた。その言葉も行為も、サーヤの思考を更に奪い、溺れさせた。
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