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束縛彼氏の言う通り
第3章 ♦嫉妬♦

どんなに嫌でも朝はやってくる。
支度が終わって大学への道を行く。
昨日と変わりない景色、でも私の視界にはなにも見えてない気がする。
あんなに自信たっぷりだった心はどこへ?
大学の門が見えて自分の講義の部屋へ向かう途中昨日と同じ女の子に囲まれたかがりくんを発見。
声かけてって言われてたけど、そんな勇気あるわけない。
昨日の光景、女の子の嫉妬が怖い。
どうにもできない私はかがりくんに声をかけずに
人足前にいた一茶に声をかけることにした。
「一茶ーーー!おはよう!」
「お!麦はよ!」
挨拶を交わして二人で講義へ向かう。
-でも、手に違和感が
後ろを振り返ると怖い顔のかがりくん
「お、おはようかがりくん」
「・・・きて」
昨日みたいにむすっとした彼が私の腕を放すことはなく
一茶をその場に取り残してかがりくんは人気のない木の陰に入った。

