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束縛彼氏の言う通り
第3章 ♦嫉妬♦

「どう?気持ちいいでしょ」
そうやって甘い声でつぶやかれても私の心はどこにもなくて
「俺言ったよね、利用されていても俺について来いって」
「そんなの...耐えきれるわけな「約束は約束だろ」
言い返す言葉が見つからず体がだんだん重くなっていく。
「もうやめたい...」
「だめ。俺が手放すまでお前は俺の≪おもちゃ≫だ」
「・・・」
なんでそんなものにならなきゃいけないの?
私はそんなものになるためにあなたと付き合ったわけじゃない。
「・・・セフレのほうがましよ」
「まだそんな口きけるんだ」
「・・・」
「講義後、迎えに行く」
「こなくていい」
「んじゃ、まだあとでな」
私を置いて先をどんどん歩いて行ったかがりくんは
また女の子に囲まれていた。
「・・・なにしてんだろ」
そんな心の声なんて聞こえないまま
講義の時間が迫っていた--

