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束縛彼氏の言う通り
第1章 ♦出会い♦

桜が舞う春、公立高校を卒業した後、私立大学を受験して見事合格。
大学の門ではみんなそれぞれ話し込んでいるようで
私は一人ぽつりと立っていた。
「かがり~~!!今日どっかいかない?」
「かがりくん!私といこうよ~」
そんな中、私の後からやってきた男性の周りでは一躍にぎわっていて
もてるんだなぁ・・・なんて思っていたら
「・・・俺、そういうのムリ」
すこし低めの声で男性の声があたりを沈めた。
惹かれてそちらを見ると赤茶の髪をした男の人が立っていて
「・・・かっこいい」
無意識にそんなことを思ってしまった。
「・・・もう俺にかかわらないで?」
甘い顔をしていても言葉は鋭い。
でも、私はこのときこの人に心を奪われていた。

