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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第5章 LessonⅤ キャッツ・アイにて~孤独なピアノ~

代わりに輝が乗り、聡は持参した一眼レフで輝を熱心に撮影することに集中した。その次はくるくる回るコーヒーカップ。これも聡は遠慮したそうな様子だったが、輝が無理に頼み込んで一緒に乗った。
ところが、いざカップが回り出すと、嬉しげに眼を輝かせ始めたのは聡の方だった。
「こんなのって、幼稚園児の頃に乗って以来だな」
と、物珍しげに周囲をキョロキョロと見回している始末だ。
コーヒーカップから降りた時、輝が少し休憩しようと提案しても、この頃には聡が久しぶりに訪れる遊園地にすっかり夢中になっていた。
「まだ来たばっかりだろ。今度はあれだ、あれに乗ろう」
と、輝を引っ張って先頭に立って走っていく。
ところが、いざカップが回り出すと、嬉しげに眼を輝かせ始めたのは聡の方だった。
「こんなのって、幼稚園児の頃に乗って以来だな」
と、物珍しげに周囲をキョロキョロと見回している始末だ。
コーヒーカップから降りた時、輝が少し休憩しようと提案しても、この頃には聡が久しぶりに訪れる遊園地にすっかり夢中になっていた。
「まだ来たばっかりだろ。今度はあれだ、あれに乗ろう」
と、輝を引っ張って先頭に立って走っていく。

