この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第5章 LessonⅤ キャッツ・アイにて~孤独なピアノ~
「今度はこれに乗りたいわ」
「よし、これならいけるぞ」
 聡が先に乗り込み、続いて輝が乗った。二人を乗せた箱が緩やかに動き出す。確かに、これなら聡でも大丈夫そうである。
 観覧車はゆっくりと上昇していき、ついに最上に達した。
「凄いわ、ね。見て見て、町の灯りがあんなにまばゆく輝いてる」
 今度は輝が歓声を上げる番だ。
 窓の向こうを見ると、雲の切れ間から白いものが落ちているのが見えた。
「雪?」
 輝の声音にいざなわれるように聡が窓を覗き込む。
「本当だ。また降ってきたみたいだね。道理で冷え込みが厳しくなったわけだ」
 向かい合って座っていたはずの聡は、いつしかちゃっかりと輝の側に座った。
/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ