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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日
ええっと。あっ、なかなか良い感じのがたくさんありますよ」
オーナーの声にいざなわれるように、輝はそちらに向かっていく。
「ほら、見て」
オーナーが少し身体をずらしたので、輝も一緒に画面を覗き込んだ。画面いっぱいに、たった今撮影したばかりのウェディングドレス姿の輝が映っている。
「本当、素敵だわ」
思わず歓声が上がった。背景に使ったスクリーンが全然作り物という感じがせず、自然な―あたかも現実の空間であるかのように輝の背後にひろがっている。
「この中から、それぞれ何枚か選んでプリントしますね。良かったら、本間さん、ご自分で選びますか?」
いいえ、と、輝は首を振った。
「私は写真のことはよく判りませんし、オーナーに全部お任せします」
オーナーの声にいざなわれるように、輝はそちらに向かっていく。
「ほら、見て」
オーナーが少し身体をずらしたので、輝も一緒に画面を覗き込んだ。画面いっぱいに、たった今撮影したばかりのウェディングドレス姿の輝が映っている。
「本当、素敵だわ」
思わず歓声が上がった。背景に使ったスクリーンが全然作り物という感じがせず、自然な―あたかも現実の空間であるかのように輝の背後にひろがっている。
「この中から、それぞれ何枚か選んでプリントしますね。良かったら、本間さん、ご自分で選びますか?」
いいえ、と、輝は首を振った。
「私は写真のことはよく判りませんし、オーナーに全部お任せします」