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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日
「本間さんがあまりにお綺麗なので、改めて見とれてました。撮影中は僕も無我夢中だし、ゆっくり眺めてる余裕なんて、ありませんでしたから」
 本当にお綺麗でしたよ、と再度言われ、輝は瞼が熱くなった。吉瀬の言葉―むろん、由佳里も含めてだが―には、真実味があった。それは単なる職業上のお世辞だけではない、心のこもった言葉だ。
 ふいに、輝の瞼に涙が滲んだ。頬をひと雫の涙が流れ落ちていった。
 狼狽えたのは気の毒な吉瀬の方である。突然、泣き出した輝に、慌てふためくのは当然であった。
「どうかしましたか? 俺、何か失礼なことを言ったかな」
 相当焦っているのか、〝僕〟が〝俺〟になっている。
「いや、済みません。どうも何かお気に障ることがあったようで」
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