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禁断のりんご
第4章 変化

ガールズバーは辞めた。単純にキャバクラの方が稼げたから。
自分でも驚くほどすぐに、慣れた。
時々太ももを撫でて来るようなお客さんはいたけど、
適当にあしらっていた。
だけど思っていたより大変な仕事で、
ニコニコしてるだけじゃ駄目だということを知った。
うちでナンバーワンの先輩はフリーターの週5出勤で
メイク中や仕事後もお客さんからの連絡が鳴りっぱなしだった。
トークも政治から株、経営、下ネタまで幅広く対応していて
キャバ嬢がただの男好きや小悪魔という認識が覆されたのを
今でもよく覚えている。
この頃から、少しずつ金銭感覚が狂っていた。
雄太とのデートでも、お金がないからと言われても
「いいよ、今余裕あるから外でデートしよう。」
なんて言って多めに払うことも増えた。
だけど怪しまれないように、
おばあちゃんが遊びに来てお小遣いをくれたとか、
生徒が受験に合格してボーナスが出たとか、
いらないブランド物を売ったら意外と高く売れたとか、
適当な言い訳も考えて使った。
絶対に雄太にバレない自信があったし、バラしちゃいけないと思った。
浮気しないでいてくれる雄太を裏切りたくないし、
バレたら雄太が離れて行ってしまうと分かっていたから。
お客さんは40代や50代のおじさんが多かった。
既婚者でもよく通って、1人の子に入れ込んでる客もいた。
男の悲しい面を見てしまった気がして、
男なんてやっぱりそんなもんかと思う時もあった。
酔っぱらってお尻や胸を触る人もいたし、
店側ももはや黙認という感じだった。
最初はすごく嫌だったけど、指名が取れなくなれば給料も下がるし
あまり強くは言えなかった。
次第に慣れて、服の上から少し触られるぐらいなら気にしなくなっていた。
自分でも驚くほどすぐに、慣れた。
時々太ももを撫でて来るようなお客さんはいたけど、
適当にあしらっていた。
だけど思っていたより大変な仕事で、
ニコニコしてるだけじゃ駄目だということを知った。
うちでナンバーワンの先輩はフリーターの週5出勤で
メイク中や仕事後もお客さんからの連絡が鳴りっぱなしだった。
トークも政治から株、経営、下ネタまで幅広く対応していて
キャバ嬢がただの男好きや小悪魔という認識が覆されたのを
今でもよく覚えている。
この頃から、少しずつ金銭感覚が狂っていた。
雄太とのデートでも、お金がないからと言われても
「いいよ、今余裕あるから外でデートしよう。」
なんて言って多めに払うことも増えた。
だけど怪しまれないように、
おばあちゃんが遊びに来てお小遣いをくれたとか、
生徒が受験に合格してボーナスが出たとか、
いらないブランド物を売ったら意外と高く売れたとか、
適当な言い訳も考えて使った。
絶対に雄太にバレない自信があったし、バラしちゃいけないと思った。
浮気しないでいてくれる雄太を裏切りたくないし、
バレたら雄太が離れて行ってしまうと分かっていたから。
お客さんは40代や50代のおじさんが多かった。
既婚者でもよく通って、1人の子に入れ込んでる客もいた。
男の悲しい面を見てしまった気がして、
男なんてやっぱりそんなもんかと思う時もあった。
酔っぱらってお尻や胸を触る人もいたし、
店側ももはや黙認という感じだった。
最初はすごく嫌だったけど、指名が取れなくなれば給料も下がるし
あまり強くは言えなかった。
次第に慣れて、服の上から少し触られるぐらいなら気にしなくなっていた。

