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禁断のりんご
第6章 ヨコシマな思い

今までキャバや男遊びを通して、30代の男性は十分観察したつもりだった。
ある程度女性経験もあり落ち着いている30代は、がっついてこない。
20代の男みたいに酔った振りをしてもたれかかるなんて、
見透かされる気がして恥ずかしいから
むしろ出来ない。
その日にホテルに持ち込もうともしないし、
向こうから誘って来ることも20代より少ない。
だから焦ってはいけない。
20代相手のように一晩で決めようとしてはダメなのだ。
しかも今回は失敗出来る相手じゃないから慎重に行こうと決めた。
「村上さんって意外とよく喋るんだね。」
第一の食いつきポイント、ギャップをクリア。
次に繋げるのに自分に興味を持ってもらうことは大事なのである。
「今度、卒論の事とかも相談したくて…
もしご迷惑じゃなければ、またご飯とかご一緒させてもらっても良いですか?」
次回に繋げて連絡先交換。
今日のミッションは終了。
もはや男とのやりとりはゲームみたいなもんだと思った。
失敗することもあるけど、それを次に活かす。
抜群のルックスがなくても、仕草や行動を最大限に駆使した。
もはや緊張とかトキメキなんて気持ちは忘れかけていた。
先生は30代前半にしてはやや若く見えるが、
すごくイケメンというわけでもないし特にタイプでもない。
単純に卒業論文のため。
この目的が徐々に変わって行くなんて、知る由もなかった。
ある程度女性経験もあり落ち着いている30代は、がっついてこない。
20代の男みたいに酔った振りをしてもたれかかるなんて、
見透かされる気がして恥ずかしいから
むしろ出来ない。
その日にホテルに持ち込もうともしないし、
向こうから誘って来ることも20代より少ない。
だから焦ってはいけない。
20代相手のように一晩で決めようとしてはダメなのだ。
しかも今回は失敗出来る相手じゃないから慎重に行こうと決めた。
「村上さんって意外とよく喋るんだね。」
第一の食いつきポイント、ギャップをクリア。
次に繋げるのに自分に興味を持ってもらうことは大事なのである。
「今度、卒論の事とかも相談したくて…
もしご迷惑じゃなければ、またご飯とかご一緒させてもらっても良いですか?」
次回に繋げて連絡先交換。
今日のミッションは終了。
もはや男とのやりとりはゲームみたいなもんだと思った。
失敗することもあるけど、それを次に活かす。
抜群のルックスがなくても、仕草や行動を最大限に駆使した。
もはや緊張とかトキメキなんて気持ちは忘れかけていた。
先生は30代前半にしてはやや若く見えるが、
すごくイケメンというわけでもないし特にタイプでもない。
単純に卒業論文のため。
この目的が徐々に変わって行くなんて、知る由もなかった。

