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禁断のりんご
第5章 過ち

雄太とは順調だった。
いつも優しくて、私のことを大切にしてくれる雄太。
喧嘩をしても話し合って解決しようとしてくれて
私が泣いたら落ち着くまで抱き締めてくれた。
だけどそんなある日、喧嘩をした。
雄太がまだ元カノと連絡を取っていて、
元カノと飲みに行ったことが分かってしまったから。
「なんでコソコソ元カノに会ってんの?!
なんで隠すの?最低!」
醜い感情が溢れて来る。
「だって言ったらお前どうせ怒るだろ。
あいつとは何もないんだって、、ただ幼なじみなだけなんだよ。」
幼なじみで元カノ。
勝てるわけがない。分かってる、ただのヤキモチだ。
だけど許せるほど大人になんてなれない。
「もういい!!」
荷物を掴み、バタンッとドアを閉めて雄太の家を出た。
雄太は追いかけて来ない。
紅葉がヒラリと落ちて、腕に当たる。
自分でやったことなのに、自己嫌悪でいっぱいだった。
こういう時の真っ黒な感情が大っ嫌い。
自分はもっと最低なことしてるのに、
私は雄太の女友達すら受け入れてあげられない。
帰りたくない、そんなことを考えながら歩いているとLINEが来る。
「今夜暇だったら飲みに行かない?」
高校の頃の仲の良かった男友達の、まさきだった。
いわゆるイケメンで、高校でもモテていた。
正直、最高のタイミングだった。
雄太とは喧嘩をすると大体2、3日は連絡も取らないし
家にも行ったりしない。
大体その後雄太が電話をくれて、仲直りをするパターンだ。
だから今夜は雄太が来る可能性もなかったし、
正直とにかく一人でいるのは寂しかった。
「いいよ!
ちょうど彼氏と喧嘩しちゃったから愚痴聞いてーー」
すぐに返信する。
いつもは居酒屋で会うことが多かったけど、
まさきは彼女と別れたばかりらしく
今夜はとことん飲もうってことで、まさきの家になった。
「おじゃましまーす!
うわー!結構綺麗にしてるんだね!」
雄太以外の男の人の家に初めて上がって、なんだか楽しい。
買って来たチューハイとおつまみを広げる。
「カンパーイ!」
嫌なことは飲んで忘れてしまおうと思った。
お互いの恋愛話を話すとお酒が進んだ。
「みずきは、最低なんだっ!浮気するから、俺はっ」
テーブルの上にはウォッカとテキーラ。
2人共、お酒は強い方だったけど少し飲み過ぎて頭が痛い。
いつも優しくて、私のことを大切にしてくれる雄太。
喧嘩をしても話し合って解決しようとしてくれて
私が泣いたら落ち着くまで抱き締めてくれた。
だけどそんなある日、喧嘩をした。
雄太がまだ元カノと連絡を取っていて、
元カノと飲みに行ったことが分かってしまったから。
「なんでコソコソ元カノに会ってんの?!
なんで隠すの?最低!」
醜い感情が溢れて来る。
「だって言ったらお前どうせ怒るだろ。
あいつとは何もないんだって、、ただ幼なじみなだけなんだよ。」
幼なじみで元カノ。
勝てるわけがない。分かってる、ただのヤキモチだ。
だけど許せるほど大人になんてなれない。
「もういい!!」
荷物を掴み、バタンッとドアを閉めて雄太の家を出た。
雄太は追いかけて来ない。
紅葉がヒラリと落ちて、腕に当たる。
自分でやったことなのに、自己嫌悪でいっぱいだった。
こういう時の真っ黒な感情が大っ嫌い。
自分はもっと最低なことしてるのに、
私は雄太の女友達すら受け入れてあげられない。
帰りたくない、そんなことを考えながら歩いているとLINEが来る。
「今夜暇だったら飲みに行かない?」
高校の頃の仲の良かった男友達の、まさきだった。
いわゆるイケメンで、高校でもモテていた。
正直、最高のタイミングだった。
雄太とは喧嘩をすると大体2、3日は連絡も取らないし
家にも行ったりしない。
大体その後雄太が電話をくれて、仲直りをするパターンだ。
だから今夜は雄太が来る可能性もなかったし、
正直とにかく一人でいるのは寂しかった。
「いいよ!
ちょうど彼氏と喧嘩しちゃったから愚痴聞いてーー」
すぐに返信する。
いつもは居酒屋で会うことが多かったけど、
まさきは彼女と別れたばかりらしく
今夜はとことん飲もうってことで、まさきの家になった。
「おじゃましまーす!
うわー!結構綺麗にしてるんだね!」
雄太以外の男の人の家に初めて上がって、なんだか楽しい。
買って来たチューハイとおつまみを広げる。
「カンパーイ!」
嫌なことは飲んで忘れてしまおうと思った。
お互いの恋愛話を話すとお酒が進んだ。
「みずきは、最低なんだっ!浮気するから、俺はっ」
テーブルの上にはウォッカとテキーラ。
2人共、お酒は強い方だったけど少し飲み過ぎて頭が痛い。

