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光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
「あぁ!でも、やっぱり、思い出すとイライラしますね。二人に散々聞いてもらったのに、きれいサッパリ浄化されてないんですかね!」
ヘラヘラしながら別れる理由を話していた元カレまで浮かんできてしまって、ため息をつきながら、テーブルに肘をついて頭を抱えた。
「……やっぱり、ちょっと…飲んでいいですか?」
滝本さんのビールグラスをチラッと見た私を、滝本さんが笑って『ビールでいい?』と聞かれ、注文してくれた。
すぐに届けられたグラスに入ったビールで乾杯して、口に流し込んだ。
「なにこれ、美味しい…」
いつも飲んでいるビールとは違うけど、美味しい!
グラスを見つめて思わず呟いていた。
「だろ?スペインビールだよ。日本ではあまりメジャーじゃないけど、美味いだろ?」
滝本さんの説明に頷く。
「スペインビール…知らなかったです。」
そのお店には数種類のスペインビールが揃えられていて、次々に注文して、飲み比べ状態になってしまった。
"ちょっと"って言ったけれど。
日本スタイルのジョッキよりは少なめのグラスで提供されるので、飲めてしまった。
中には度数の高いビールもあって、私は気分よく酔っ払っていた。
「あぁー、どれも美味しいですね。」
「お前、ククッ…飲みっぷりが男前だな。まぁ、飲みっぷりだけじゃなくて、普段からだけど。」
「あはは、それが原因で振られたんですけどね。」
「あ、悪い…」
「もう!これ以上謝られると惨めになるんでやめてください。」
ヘラヘラしながら別れる理由を話していた元カレまで浮かんできてしまって、ため息をつきながら、テーブルに肘をついて頭を抱えた。
「……やっぱり、ちょっと…飲んでいいですか?」
滝本さんのビールグラスをチラッと見た私を、滝本さんが笑って『ビールでいい?』と聞かれ、注文してくれた。
すぐに届けられたグラスに入ったビールで乾杯して、口に流し込んだ。
「なにこれ、美味しい…」
いつも飲んでいるビールとは違うけど、美味しい!
グラスを見つめて思わず呟いていた。
「だろ?スペインビールだよ。日本ではあまりメジャーじゃないけど、美味いだろ?」
滝本さんの説明に頷く。
「スペインビール…知らなかったです。」
そのお店には数種類のスペインビールが揃えられていて、次々に注文して、飲み比べ状態になってしまった。
"ちょっと"って言ったけれど。
日本スタイルのジョッキよりは少なめのグラスで提供されるので、飲めてしまった。
中には度数の高いビールもあって、私は気分よく酔っ払っていた。
「あぁー、どれも美味しいですね。」
「お前、ククッ…飲みっぷりが男前だな。まぁ、飲みっぷりだけじゃなくて、普段からだけど。」
「あはは、それが原因で振られたんですけどね。」
「あ、悪い…」
「もう!これ以上謝られると惨めになるんでやめてください。」