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光 “I can see your halo.”
第2章 元カレと体調不良
いつものように返事をしたつもりだった。
声、そんなに可笑しかった?
「いっ、いえ。5分で戻ります。」
そう伝えて、電話を切った。
おしぼりで涙を拭いて、軽くファンデを直して、会社に戻った。
営業フロアの扉の前で一息付いて、冷静を装おう。
扉を開いて、デスクまで小走りで向かう。
「すみません、戻りました。」
「あっ、佐々木さん!良かった。ごめんな、休憩中に。」
同じチームの先輩がバタバタしながら、申し訳なさそうな顔でさっそく仕事を持って来た。
「おぉ、佐々木!悪かったな。急ぎでこれを…」
私に気付いた滝本さんも隣にやって来て、私の顔を見て一瞬驚いたような顔をした。
バッ…バレたっ!?
「…これを頼む。展示会の参加国の中から、そこに指示されてる商品をピックアップしておいて。分からない事があったら、その都度聞いてくれ。」
「はい。分かりました。」
数枚の書類を受け取って、パソコンに向かう。
その案件が終わっても次から次へと仕事が湧いて出て、落ち込んでいる暇はなかった。
でも、やっぱり集中は出来ていなかったみたいで、小さなミスを繰り返して、致命的なミスを犯す直前で、滝本さんのストップが入った。
「申し訳ありませんでした。」
私は今、滝本さんのデスクの隣に立って、重大なミスを発見してくれた滝本さんに謝罪をしているところ。
「このミスはさすがにダメだろ。」
「はい…申し訳ありません。」
声、そんなに可笑しかった?
「いっ、いえ。5分で戻ります。」
そう伝えて、電話を切った。
おしぼりで涙を拭いて、軽くファンデを直して、会社に戻った。
営業フロアの扉の前で一息付いて、冷静を装おう。
扉を開いて、デスクまで小走りで向かう。
「すみません、戻りました。」
「あっ、佐々木さん!良かった。ごめんな、休憩中に。」
同じチームの先輩がバタバタしながら、申し訳なさそうな顔でさっそく仕事を持って来た。
「おぉ、佐々木!悪かったな。急ぎでこれを…」
私に気付いた滝本さんも隣にやって来て、私の顔を見て一瞬驚いたような顔をした。
バッ…バレたっ!?
「…これを頼む。展示会の参加国の中から、そこに指示されてる商品をピックアップしておいて。分からない事があったら、その都度聞いてくれ。」
「はい。分かりました。」
数枚の書類を受け取って、パソコンに向かう。
その案件が終わっても次から次へと仕事が湧いて出て、落ち込んでいる暇はなかった。
でも、やっぱり集中は出来ていなかったみたいで、小さなミスを繰り返して、致命的なミスを犯す直前で、滝本さんのストップが入った。
「申し訳ありませんでした。」
私は今、滝本さんのデスクの隣に立って、重大なミスを発見してくれた滝本さんに謝罪をしているところ。
「このミスはさすがにダメだろ。」
「はい…申し訳ありません。」