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光 “I can see your halo.”
第2章 元カレと体調不良
「誰もお前を責めてないよ。」
「………はぃ。」
そう返事をするのがやっとだった。
正確には、こういうフォローをしてもらった事が、今までにほとんどなくて、言葉が出てこなかった。
ただ、また胸がチクンとして、泣いてしまいそうになっているのは分かった。
「ははっ、なんて顔してんだよ。まぁ、食えよ。」
背中をパシッと叩かれて、我に返って、涙が引っ込んだみたいだった。
「なんか…最近、涙腺が脆くなった…かも、しれません。」
「ふっ、そうなの?」
ビールを少し吹いて笑う滝本さんを睨んだ。
「あの日からですからね!あのスペインバルの日っ!あの日から自分の感情が自分でコントロール出来なくなってる気がします。」
「あっはっはっ、俺のせいって事?」
「そうですよっ!滝本さん…の……」
…せいではないな。
確実にアイツが悪いし、アイツのせいだ。
「…違いますね。滝本さんのせいではないです。はぁ…、悪いのは全てァィ…ッ…」
最後の方は独り言のようにボソボソ呟いていたんだけど、滝本さんには聞こえていたみたいだった。
「なんだよ、やっぱりソイツ絡みかよ。」
「……何の事、でしょう?」
「お前はヘタクソかっ。バレてんだよ、諦めろ。」
「いっ、た…ぁぃ…」
不機嫌な顔をした滝本さんにチョップをくらった。
「あんな最低男の事で、自分が消えてなくなりたいとか言うなよな。」
「そうなんですけど、ね…。」
「………はぃ。」
そう返事をするのがやっとだった。
正確には、こういうフォローをしてもらった事が、今までにほとんどなくて、言葉が出てこなかった。
ただ、また胸がチクンとして、泣いてしまいそうになっているのは分かった。
「ははっ、なんて顔してんだよ。まぁ、食えよ。」
背中をパシッと叩かれて、我に返って、涙が引っ込んだみたいだった。
「なんか…最近、涙腺が脆くなった…かも、しれません。」
「ふっ、そうなの?」
ビールを少し吹いて笑う滝本さんを睨んだ。
「あの日からですからね!あのスペインバルの日っ!あの日から自分の感情が自分でコントロール出来なくなってる気がします。」
「あっはっはっ、俺のせいって事?」
「そうですよっ!滝本さん…の……」
…せいではないな。
確実にアイツが悪いし、アイツのせいだ。
「…違いますね。滝本さんのせいではないです。はぁ…、悪いのは全てァィ…ッ…」
最後の方は独り言のようにボソボソ呟いていたんだけど、滝本さんには聞こえていたみたいだった。
「なんだよ、やっぱりソイツ絡みかよ。」
「……何の事、でしょう?」
「お前はヘタクソかっ。バレてんだよ、諦めろ。」
「いっ、た…ぁぃ…」
不機嫌な顔をした滝本さんにチョップをくらった。
「あんな最低男の事で、自分が消えてなくなりたいとか言うなよな。」
「そうなんですけど、ね…。」