この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
12→13
第1章 0001










「はぁ!?榊原主任とねっ………んぐ!」


『しーっ!しーっ!しーっ!』





仕事が終わり、颯汰と約束したいつものとこ。
わたしたちの日課である、バーに来ていた。






「颯汰、あまり声を張るのは良くないよ?」


「いや、だって、聞いたでしょ?」





コトン、とお洒落なバーに似つかない、可愛らしいウサギとクマがケチャップで描かれたオムライスが目の前に置かれると同時に、これまた綺麗な顔が苦笑している。





「世の中的にはみのりんと聖人の関係よりもコッチの方が問題視されちゃうよ?」


「ばっ、!お前が言うなっ!」


『アハハ、ありがとうー紫乃さん。』




バーカウンターを挟んで、颯汰と瓜二つのルックスを持つ、更に美形な紫乃(しの)さんがスルリと隣に座っていた颯汰の手に指を絡めた。



美形同士だと男同士でも絵になるのは何故だろう。






「まあ、それよりも、みのりんは聖人とそのあとは?」


『そのあと……って言っても、わたし主任の連絡先とか一切知らないか、ら、』


「解せん!」


『「え?」』




それまでニコニコ楽しそうに話を聞いていた紫乃さんが突然鬼の形相になった。

それに反応したのはわたしだけではなく、颯汰も同じだった。




「ったくあの下衆野郎……。」

『し、紫乃さーん……?』

「紫乃、キャラ壊れてる。」




「煩い」と紫乃さんはピシャリと颯汰に言うなりカウンターの後ろからスマホを取り出した。

そして素早い手付きで何処かに電話を掛け始めた。

まさか、と思ったときにはもう遅くて。







「あー……もしもし聖人?俺だけど。」








紫乃さんが主任に電話を掛けた。












/10ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ