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となりの藍崎さん。
第5章 コーヒーを一緒に


「はい出来上がりました」

「んーうまそ」

「じゃあ私はこれで…」

帰ろうとした私の手を藍崎さんが握る

「一緒に食ってけよ」

「え…でも…」

「一人より二人で食った方がうまいだろ?」

「えっと…じゃあお言葉に甘えて……」

「おぅ」


食器を借りて藍崎さんと向い合うように座り一緒に鍋をいただく


「んーおいひぃ」

「ふっ…」

「なんですか?」

「いや可愛いなって」

「へっ!?」


(い、今、か、か、可愛いって)


慣れてない言葉で顔が熱を帯びていくのを感じる


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