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第4章 友達⁉︎

「誕生日、10月なんだ。」

「やっぱり、お詳しいですね。」

普通の男性は10月の誕生石がオパールだなんて知らないだろう。

石付きのネックレスがそんな高いって事も知らないかもしれない。

「それ、俺が作ったんだ。」

「え？」

「ウチの会社、宝飾品関係だから。
俺、若い子向けのブランドの企画しててね。
それは、初めて通った俺の企画だったの。
4年前、だったかな。誕生石ってありふれてて、チープなイメージがあったから、良質な石使って、デザインも全部変えて、12種類。
若い子向けのラインだけど、いい素材使ってるから値段も高めになって。
でもその分長く使えるデザインを意識した。
値段が値段だから、そんなあたりはしなかったけど、今でもポチポチ売れてるみたい。
でも流石に付けてるコ見たのは初めてで。昨日、それを付けてる沙織ちゃんを見て、凄く気になった。話がしたいって思ったんだ。」

そうだったんだ…