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遅咲きのタンポポ
第9章 はじめて
「あ、あの、武井さん…?
武井さんのお父様って、あの、武井さんの会社の、社長さん、なんですか?」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「聞いてません!」
「ま、考えてみたらちょうどいい機会だ。
両親が家に揃ってる事あんまり無いし。
このまま一緒においで?紹介するよ」
「待って下さい、心の準備ってものが!」
「俺に攫われる準備はできてるんでしょ?
だったら、攫っちゃう。」
違っ、攫われる準備というのは!
武井さんの彼女になるというか、
一線を越える覚悟というか…であって、
いきなりご両親に紹介されるメンタルの準備ではないの!
なんて、口に出して言えるわけもなく。
グッと抱き上げられ、レクサスの後部座席に押し込まれた。
武井さんのお父様って、あの、武井さんの会社の、社長さん、なんですか?」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「聞いてません!」
「ま、考えてみたらちょうどいい機会だ。
両親が家に揃ってる事あんまり無いし。
このまま一緒においで?紹介するよ」
「待って下さい、心の準備ってものが!」
「俺に攫われる準備はできてるんでしょ?
だったら、攫っちゃう。」
違っ、攫われる準備というのは!
武井さんの彼女になるというか、
一線を越える覚悟というか…であって、
いきなりご両親に紹介されるメンタルの準備ではないの!
なんて、口に出して言えるわけもなく。
グッと抱き上げられ、レクサスの後部座席に押し込まれた。