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遅咲きのタンポポ
第9章 はじめて
「俺がこっちいた時って阪急まだ改装中だったからさ、よく知らないんだけど、沙織ちゃん知ってる?」
私はふるふるとかぶりを振る。
あまり梅田近辺は詳しくない。
「梶井さんは?阪急最近行った?」
運転中の梶井さんに振る。
「私は甘いものは門外漢ですので。ただ、社長が奥様にエシレのアイスクリームを買っていらした時は奥様が大層喜ばれたと伺いましたよ。」
「あ、エシレ入ってるんだ。じゃ、バターケーキもあるかなぁ。」
エシレのバターケーキ!
雑誌とかTVでは見たことあるけど、関西では買えないんじゃ…てか買えたとしても確か一台5千円くらいするはず…
お茶菓子のレベルじゃないんですけどっ!
それとも武井さんにとってはそれがオヤツ感覚なんだろうか…
2年前、知らなかったとはいえ、スーパーで売ってるチョコクッキーなんか出してしまった自分が今更ながら悔やまれる…
私はふるふるとかぶりを振る。
あまり梅田近辺は詳しくない。
「梶井さんは?阪急最近行った?」
運転中の梶井さんに振る。
「私は甘いものは門外漢ですので。ただ、社長が奥様にエシレのアイスクリームを買っていらした時は奥様が大層喜ばれたと伺いましたよ。」
「あ、エシレ入ってるんだ。じゃ、バターケーキもあるかなぁ。」
エシレのバターケーキ!
雑誌とかTVでは見たことあるけど、関西では買えないんじゃ…てか買えたとしても確か一台5千円くらいするはず…
お茶菓子のレベルじゃないんですけどっ!
それとも武井さんにとってはそれがオヤツ感覚なんだろうか…
2年前、知らなかったとはいえ、スーパーで売ってるチョコクッキーなんか出してしまった自分が今更ながら悔やまれる…