この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
素直になれなくて
第4章 過去の
悠里の口の中に、アルコールの香りが広がる。
逃げる悠里の舌を追いかけ絡め取る。お互いの唾液が混ざり合い、悠里はそれだけで酔いそうだった。
「ん……あさ…いっ…」
「ゆうり…好きだよ……」
悠里の首筋に舌を這わせ、セーターをたくし上げるとブラの上から胸を触る。その柔らかさを確かめるように、ゆっくりと手を這わせた。
「あ……やっ……」
悠里は浅井の手を止めようと、腕を掴む。
「手、邪魔……」
片手で悠里の手を抑え、もう片方の手で悠里のブラを外す。
「ゆうり…綺麗だ……」
浅井は、悠里の胸を口に含んだ。悠里の身体がビクッと反応する。先端を舌で転がすと、強く吸い上げた。
「ん……や……あ…」
悠里は、泣いていた。こんな風に浅井に抱かれてしまうのが嫌だった。大粒の涙が悠里の頬に伝う。
急に浅井は悠里の胸から唇を離すと、悠里を見つめた。
「そんなに……俺のこと、嫌か……」
悠里は、首を振った。
「じゃあ……何で泣く……」
「……酔った勢いで…抱いて欲しくないよ……」
浅井は目を見開く。
「……ちゃんとしてよ…」
「悠里……」
「こんだけ飲んでたら、浅井、朝には覚えてないでしょ?朝起きて、後悔するでしょ?自分を責めるでしょ?」
「……」
「浅井の辛い顔、見たくないよ。」
悠里の真剣な言葉に、浅井は涙が出た。
「……浅井…お願い…」
「悠里……」
浅井は、悠里の胸に顔を埋めて泣いた。
悠里は、浅井の頭を撫で、優しく抱きしめる。
「ごめん……」
「ん…」
「悠里……朝まで、一緒に居て……」
「ん…わかった……」
暫くすると、浅井は寝息を立て、眠りに付いた。
悠里は、そんな浅井を優しく抱きしめた。
浅井は入社してから、ずっと私を助けてくれた。
好きでいてくれた。
そして今も……揺れる私の気持ちを察して、見守ってくれている……
「ごめんね……浅井……」
浅井の頭を撫でながら、悠里もゆっくり眠りに落ちた。

「ん………ん?」
浅井が目を覚ますと、腕の中に悠里が眠っている。
浅井は手が悠里の胸に触れていることに気がつき、焦りを感じる。
「……覚えて……ない……」
なんで…昨日、1人で飲んでて……あ…やっちまった。
「……ん……」
「悠里?」
悠里はゆっくりと目を開けると、浅井が真っ青な顔をして悠里を見ていた。
「……覚えてないんでしょう?」
「あ…悠里…」
/147ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ