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素直になれなくて
第7章 事件
「後で冷やすもの持ってくるね。今日はゆっくり休んで?」
「はい、ありがとうございます。」
加藤は満面の笑みを浮かべて、立ち上がると、田坂をチラッと見た。
「邪魔して、悪かったね。」
余裕の顔をして、病室を出て行く。
田坂は黙って頭を下げた。

「誰?」
田坂は少し機嫌が悪い。
「リハビリの先生だよ。加藤先生。」
「なんで、名前呼び?」
悠里の足触ったし…ムカつく…
「なんで、あんな若い先生なんだよ?」
田坂は、ふくれっ面になった。
「ヤキモチ?妬いてるの?」
悠里はクスクス笑っている。
「笑い事じゃない!アイツ絶対下心あるって。」
「また、そんな訳ないでしょ?」
悠里が笑って、手をヒラヒラ振っている。
「悠里は、鈍感すぎだよ。」
そう言うと、田坂は悠里の手を掴むと、顔を近づける。
「きっと、こんな事したいって思ってるよ。」
田坂は真っ赤になった悠里の頬にゆっくりキスを落とすと、そのまま唇を重ねた。ゆっくりと舌を入れ、悠里の口内を味わう。何度も重ね合う唇から、悠里の甘い吐息が漏れた。
「…ん…んっ…」
田坂は唇を離すと、指で悠里の唇を辿った。
「ヒロくんが、したいだけでしょ?」
「そうだよ…いっぱいしたい。」
田坂はそう言うと、悠里の頭を抱え、再び唇を重ねた。
「…ガマン出来ない…」
「…馬鹿っ…」
田坂は、悠里を優しく抱きしめて、頭を優しく撫でた。
「…退院したら、覚悟して…」
「…もう…」
悠里は、頬を染めながら、田坂の肩に顔を埋めた。
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