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素直になれなくて
第8章 波乱と別れ
「もう、浅井さんに先越された。」
「ヒロくん、頑張ったね?」
「直接聞きたい。今から行くから。10分後に着くから。」
田坂は、少し拗ねたように言った。
「え?病院は?」
「大丈夫だよ。」
「……えっと……」
「再発、なかったから。」
「ヒロくん……」
「あ、一回切るよ?直ぐ着くから。」
電話を切ると、浅井がケラケラ笑いだした。
「彼奴、怒ってた?」
悠里の瞳が潤んで行く。
「え、あ……悠里?」
「再発……してなかったって。」
悠里の頬に涙が溢れた。浅井は、切なそうに微笑んだ。
「……良かったな。悠里。」
悠里は、何度も頷いた。
「今から、来るって言ってた。」
「げ、マジか?どやされるな……」
浅井は、頭を掻きながら、天井を見上げた。
「じゃ、俺、車取ってくるわ。」
「え?」
「帰って、お祝いするんだろ?ここ外回り最後だし、悠里は直帰しろよ。送ってやる。」
「浅井……ありがとう。」
「ん、じゃ、待ってろよ?」
そう言って、浅井は車を取りに駐車場へ向かった。
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