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今日私は自分の子供を殺しました
第7章 過去の傷 1st


『きたの…ここに…』


「だろうな。鍵渡してないから、いつもこうやってドアノブにかけてあるんだよ。中身なんだろうな」



鍵わたしてないんだ。


ユウスケはブルーのラッピングをビリビリと破くと
中の箱の蓋をあけた

箱の中身はZippoだった


ユウの名前と藍の名前と…これは記念日かなにかの数字だろうな。

シンプルなシルバーのZippoにはそれが刻まれていた


これ、お揃いだろうな。



「あいつの墓に持ってってやらないとな」


『ユウスケのことユウだと思ってんのに、使ってなくていいの?』


「藍はさユウに渡した気になれればそれでいいんだよ。もう半分わかってるのに抜け出せないだけなんだよ、」



なら、ユウじゃないってわからせる努力くらいすれば?




あぁ、悪魔のあたしが思わず口にだしてしまいそうになった最低の言葉

何故かあたしにも刺さってしまうんだ。


あたしいつまでここでひとりで居ればいい?
またいつ藍くるかもって思い続けながら
同じ着信音、聴き続けて
ばれるからって室内に閉じこもってさ。






あたしは無言でチョコをヒトカケラ
口の中に放り込んだ。
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