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今日私は自分の子供を殺しました
第7章 過去の傷 1st
ユウのお墓には既に誰か来たのか、
綺麗に掃除されていて
新しいお花とセブンスター、そして苺ミルクが
たくさん置いてあった。
「誕生日だから、色んなやつらが来てくれたんだな。お前は幸せもんだよ。誕生日おめでとう」
ユウスケは寂しそうな横顔を落とし既にたくさん置いてあるなかに
自分の買ってきた苺ミルクを開けてストローを差して置いた。
あたしは新しいお花に買ってきたお花を足した。
更に華やかになって誕生日にはぴったりだ
ユウスケはたばこを開けてお墓に備えると
ぽっけからZippoを取り出した
「藍からの誕生日プレゼントだよ。お前は高校の時からヘビーですぐにライター切らしてたよな。使い終わったらオイルいれてやるよ。これならいつまでも使いづつけられるよ。ほら、お前と藍の名前と記念日彫ってある、大切につかえよ」
やっぱりあれは記念日だったんだ。
ユウスケはまるで本当にそこにユウが居るかのように喋りつづけた。
仕事のこと、最近のこと、今はまってることとか
昔話、
あたしは後ろでただ黙って聞いていた。
見えるんだ。顔も知らないユウが笑いながらユウスケの話に頷いてるとこがさ