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今日私は自分の子供を殺しました
第9章 過去の傷2nd
これからホストに飲みに行く事が決まったユリは
念入りに化粧を直している
誰かお気に入りがいるのかなぁ
あたしも一応軽く直しといた。
その日ユリが連れていってくれたホストはこの店から歩いて20分くらいにあった。
ビルの4階までエレベーターであがると
外からでも聞こえる大音量がドアから零れていた。
ユリが「着いたよー」と電話をするとドアが開いてひょろっちい男がでてきた
「ユリ!遅いじゃん」
「遅くないし!あっ友達連れてきたよぉ」
男はあたしを見ると軽く挨拶をしてドアをあけると中に案内してくれた。
ドアの向こうは薄暗くて音楽が大音量で鳴っている狭い箱の中だけの世界みたいだった。
躊躇なく中に入るユリの後ろを追って入ると
中はそんなに広くないけど
本当にここだけの世界みたいだった。
つまりキャバクラの男番って思えばいいんでしょ?
って事はあたしは客
ちょっとだけおもしろそう