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今日私は自分の子供を殺しました
第9章 過去の傷2nd
『でもハルナくん疲れたでしょ。あたし営業しなくても気分で来るからアフターとかしなくて大丈夫だよ?ゆっくり休んでね』
「いやいやいや!ちょっと営業とかじゃなくて!俺まじでリオちゃんと仲良くなりたいのに…ってここで言ったらこれも営業に聞こえるんだろ?だから頼むよ!飯だけ付き合ってよ」
あたしは悩んだ。
本当は誘ってくれて嬉しいしお腹もすいてる
けどあたしは客とアフターするのが大嫌い、てゆうかしない。
だからハルナくんにも悪いと思ってしまう
あたしは客だから。
嫌々誘ってるんじゃないかって思っちゃう。
馬鹿な騙されてる客にはなりたくない。
だから行きたいけど…
『んー…』
「お願い!今日だけでいいから!まじでお願い!」
何度もお願いされるうちにラスソンが終わって
店内が明るくなった。
「あ…」
『ん?』
「いや、やっぱり可愛いなと思って」
あれ?ちょっと嬉しい。こんなの営業って分かってるのに、
客もこんな気持ちなのかなぁ。
なんか営業ってわかってるからこそ引き込まれるかも…