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今日私は自分の子供を殺しました
第2章 陰
自分の血の匂いで
我に帰った。
帰りたい…
ひとりになりたい…
だけどここはあたしの知らない場所にあるラブホ
アオイを起こして家まで送ってもらわないと…
『アオイ…ねぇ起きて』
アオイは寝ぼけていたけどすぐに起きた
『ごめん。アオイあたし帰りたいんだけど』
『は?なんで急に。どうしたの?今何時?』
アオイが時計を探す。
『今はお昼だよ。ごめん用事あったの忘れてて、送ってくれない?ここの場所わからなくて』
『用事ってなに?いきなりなに?』
『…ごめん。帰りたいの』
『なんかあったのか?』
『なにもないょ…』
『じゃあなんでそんな顔してるの?』