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今日私は自分の子供を殺しました
第10章 過去の傷2nd Ⅱ
「おはよう。ごめんね急に呼び出して…」
『ううん、今日は暇だったからさ。逆によかった…てか普通に嬉しいよ』
アオイは昨日とは別人で、上下白いジャージを着て髪はセットしていなくてサラサラだった。
ちょっと痛んだ明るい髪が白いジャージに合っている。
「乗って?」
あたしはアオイのシーマの助手席に乗った。
彼女みたいじゃん。
「行きたいところある?」
『んー、アオイにまかせるね』
「じゃあドライブしよ」
シーマは軽やかに走り出した。車を運転している男の姿が嫌いな女子が
この世にいるのだろうか
片手でハンドルを持ち左手はひじ掛けにおいて
余裕のある運転をするアオイに見とれた。
あたしは今日何回アオイに見とれるんだろう。